表題 O-16 [袴野村、宇土手村之図]
地方 武雄市
佐賀県
地区 東川登町袴野、宇土手
長辺 2.270m
短辺 1.950m
作成年代 江戸時代
作成者
指定等
修復履歴 平成25年度保存修理
備考  絵図の欠損部は城館跡の位置と一致することから、意図的に取り除かれたことも考えられる。
 地図の中には、現在の西川登町弓野地区も含まれ、登り窯が描かれている。(絵図左下。ポリゴン表示2カ所)江戸時代初期、東川登永野の内田皿や(小山路窯)ならびに、袴野甕屋の陶工たちが、弓野や小田志、庭木へと移住し、開窯したと言われる。後には武内からも移住したとされ、陶器としては大型の鉢・甕・徳利などが多く作られた。赤土の素地に刷毛目化粧を施し、飴色釉で樹幹を、緑釉で松葉を描いた二彩松絵は、とくに有名である。江戸時代終わりから近代にかけては、磁器も焼成され、皿・碗・瓶などが作られた。

※絵図のデータ化に際しては「武雄の古きよき文化・歴史を再発見する協議会」及び文化庁の平成24年度「文化遺産を活かした観光振興・地域活性化事業」の協力を得ました。

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