表題 | O-38 五嶋図 |
地方 | 五島市 |
県 | 長崎県 |
地区 | |
長辺 | 3.550m |
短辺 | 2.610m |
作成年代 | 天明3(1783)年写 |
作成者 | |
指定等 | 武雄市重要文化財(歴史資料) |
修復履歴 | |
備考 | 正保元年(1644)、幕府は諸大名に対し、郷帳・城絵図とともに国絵図の製作を命じた。これにより佐賀藩では肥前国絵図を作製。国絵図は正保4年(1647)に完成した。 『肥前一国絵図』(O-37)並びに『五嶋図』は、この国絵図の写しである。同じく幕府の命で作成された元禄国絵図や天保国絵図では一枚に納められる五嶋が、この絵図では分割されている。本図には郡単位、村単位の石高、宿場、主要河川の川幅や水深などの詳細な注記が見られる。 武雄鍋島家旧蔵の肥前国図は2舗存在するが、そのうち当該図を納めた箱には (箱書) 「肥前一国図、二枚入御什物方存」 (箱裏書) 「天明三年癸卯歳九月神代対馬守様御所持之肥前一国図 鍋島弥平左衛門様御借用被成候を此方御借請御写させ被成候也 画師岩谷周介」 とある。鍋島弥平左衛門は藩の大組頭で家老も務めた神代鍋島家の鍋島弥平左衛門尉嵩就のことと思われる。岩谷周介については未詳であるが、白如斎と号した岩谷周助か、その子温古斎のことではないかと推察される。 |
※絵図のデータ化に際しては「武雄の古きよき文化・歴史を再発見する協議会」及び文化庁の平成24年度「文化遺産を活かした観光振興・地域活性化事業」の協力を得ました。
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